「君の名は。」のリアルな背景描写は現実世界かと錯覚するレベル

新海誠作品の常ですが、
「君の名は。」の背景描写もとんでもなく素晴らしかったです。
細部にいたるまでリアルで、劇中の人物が本当に存在する高校生のように感じました。

私は新宿界隈に生活圏があるのですが、
「君の名は。」では現実の風景を忠実に再現しながら、
でもそれ以上に美しく描かれています。
その加減が絶妙です。

映画を観たあとはいつもの見慣れたごちゃごちゃした
景色が何か特別な輝きを持ったように見えて新鮮でした。

聖地巡礼というものを一度もしたことがない私ですが、
「君の名は。」の舞台は回ってみたいと初めて思いました。
ストーリーももちろん面白かったですが、やはり映像の美しさが印象的です。
見終わったあと、きれいだったなあと心が洗われるようでした。

思わず映画の世界に引き込まれてしまいます

絵や描写が繊細で綺麗なので見入ってしまいます。
自分自身が主人公になったかのように映画に引き込まれて
甘酸っぱいような懐かしいような気分になります。

何度も胸がキュンとする場面もあり、
自分自身が恋愛をしているような気分になります。

社会人になり、結婚して何年も経つと
青春時代の純粋な恋愛や甘酸っぱい胸がキュンとする恋愛を忘れてしまいます。

ですが実際にはその様な感情は未だに忘れていないんだと気付かされました。

忙しい日々の中で大切な人と過ごしているのも当たり前になってきて
忘れていた感情を思い出させてくれます。

この映画を見ているともう一度純粋に相手を思いやる恋愛をしてみたくなります。
例え片思いでもいいので誰かを好きになりたいと思ってしまいます。

新海監督の新作ということで騒がれ始め、
新海監督の作品を今まで見たことがなかったので
なぜそんなに大人たちが騒ぐのか気になって見に行きました。

CMで流れる予告がいいシーンばかりで映画を見ると
期待を裏切られるという時もあるので、
期待しすぎないようにしていました。

ですが、後ろで流れている音楽が笑えるシーンも泣けるシーンも
より一層惹きたてていたのでいろんなところで感動しました。

観終わってすぐ、"今すぐもう1回見たい"と思った映画は初めてでした。

何度も見直すのにぴったりなBlu-rayの予約特典は
限定グッズや缶バッチ、ぬいぐるみやミラーなど様々です。

キャラ物と映画の世界観を感じられるものがありますが、
どれを選んでも映画を思い出せる物になっているので迷ってしまいます！